進学のプロによる
田園調布学園大学を
ヒモトク

「ともに学び、ともに生きる」という実体験が、
誰かを幸せにして、
自分も幸せになるための実践力を養う。

福祉・保育・心理の専門職を養成する田園調布学園大学。人材教育の柱となっているのは、「多様な社会・人々と交わる」という実体験である。誰かと学び合うと、一人で学ぶより、たくさんの大切なことを教えられる。また、交流を通じて人々の多様性や生き方を知ることは、自分の個性や可能性にも気づかせてくれる。そうした大学の考えを言語化したものが、スローガン「ともに学び、ともに生きる。」である。学生は学部・学科・学年を超えて学び合い、成長を遂げる舞台は周辺地域から世界にまで広がっている。4年間で身につけるのは、誰かを幸せにして、自分も幸せになるための実践力。それは、これからの共生社会を生き、未来の希望を生み出していく若者に欠かせない能力といえる。

田園調布学園大学を知るための3つの視点 田園調布学園大学を知るための3つの視点

01

学び
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学び
01

未来を考え、生きる力を育む、
地域住民との協働プロジェクト。

-子ども向け地域イベント
「ミニたまゆり」-

田園調布学園大学の教育プログラムの特長は、教室だけでなく、地域で学びながら成長できる機会の多さだ。子育て世代の親子のあそび場や居場所として開放されている「DCU子どもひろば:みらい」、サッカーJ1リーグサポーターの子どもを預かる「田園調布学園大学・川崎フロンターレ託児室」など、授業で学んだ知識を地域の人々のために役立てる実践の場が豊富にある。
中でも注目したのは、子どもが町の運営を疑似体験できるイベント「ミニたまゆり」である。スタートしたのは2005年で、学生はボランティアスタッフとして地域住民と協力しながら運営に携わり、2,000人を超える参加者がテーマパークと化したキャンパスに集う人気イベントへと成長した。子どもたちはミニたまゆり内の好きな勤務先で仕事に従事し、支払われた給料で買い物や食事といったサービスを受ける。働く喜びやお金の大切さなど、社会のしくみを楽しみながら学べることが保護者の評価も高めている。
「当日は子どもだからこそ生まれる多様なアイデアに触れることができ、地域交流の楽しさを強く実感することができました」と学生は話す。
学生スタッフの手腕が試されるのは、イベントを成功させるためのプロセスにあるといえるだろう。計画、準備、資金調達、広告宣伝活動、開催後の成果分析や報告も担い、地域の活性化へとつなげるために学科や先輩後輩という垣根を超えて奮闘する。卒業後、社会でプロジェクトを推進する際に必要な能力や経験を得られる機会としても、このイベントの価値は高い。
「いくら準備をしても不安や緊張は消えませんでしたが、子どもが駆け寄ってきて“こんなお仕事をしたんだよ!”と楽しそうにお話してくれたときは、言葉では表せないくらい嬉しかったです」
学生の成功体験を聞いて感じたのは、町や子どもの未来を考えることは、自身の未来を生きる力を育むということだ。

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学び
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実習本番を有意義なものにする
実習前の現場体験。

-挑む学生の目線に立った「実習ケア」-

「実習」とは、教室で学んだ知識や技術を、実際の現場で実践して身につける授業を指す。資格取得の必要条件となる実習科目も多く、避けては通れない。「失敗したらどうしよう」「結果を出さなければ・・・」と、学生が感じる不安やプレッシャーの大きさは計り知れないが、事前に心の重りを取り除いて自信をつける機会が田園調布学園大学には用意されている。
一般的に実習のような実社会で行う学びは、四年制大学であれば専門知識を学修した後の2年次以降に実施されることが多い。子ども未来学部では、1年次から全学生が参加できる保育体験プログラムを設けている。運営する幼保連携型認定こども園で保育の現場に参加し、実習先の施設で保育を学ぶ素地を養っていく。人間福祉学部でも、1年次の必修科目として「福祉マインド実践講座」が開講され、福祉の現場に立つ際の基礎知識や心構えなどについてガイダンスを受けることができる。授業の終盤には、学部の教育方針に合致した団体がボランティアを募集する。事前に現場をイメージできるため、勇気を振り絞ることなく実習に臨むことができそうだ。
こうした実習前の素地づくりに大学が注力しているのは、「実習本番=本物の実力を身につける実り多き時間」にしてほしいからである。もちろん、実習本番のサポート体制も万全を期しており、一人ひとりの学生を、役割が異なる4人の教職員が連携しながらバックアップする。実習先も多種多様であり、福祉・介護施設、保育園や幼稚園、中・高等学校、特別支援学校など、750以上の施設が用意されている。その圧倒的な数には、希望した学生全員が参加できる環境を整え、実習前の現場体験を活かして欲しいという大学の熱意が表れており、大学が誇る国家資格合格者数・国家資格取得者数の多さに繋がっている。

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学び
03

幸せのためにできることの
多様さに気づく世界体験。

-現地の福祉・保育・心理を学ぶ
「海外研修制度」-

留学プログラムは、今や用意されていない大学の方が少ないだろう。ただ、その多くは語学力の向上や異文化の体験が主な目的であったりする。田園調布学園大学にも用意されているが、制度名に入っている「研修」という二文字に目が留まった。特長は、「世界の現場」を学べるプログラムが「学部ごと」に設けられている点にある。
子ども未来学部では、世界的に評価が高いニュージーランドの幼児教育を学ぶ研修(16日間/3月)が行われている。協定を結ぶマッセイ大学では保育政策などを学習。幼児教育施設の訪問やマオリ文化の体験も含まれている。コロナ禍のために渡航できなかった近年は代替プログラムとして、現地の小学校教員や保育士として活躍中の日本人教育者によるオンライン講演会が実施された。
人間福祉学部と人間科学部の研修先は、オーストラリア。福祉政策や心理学・社会教育が世界から注目されている国である。現地での体験型研修(17日間/9月)では、協定を結ぶウーロンゴン大学で社会政策などを学び、学部ごとに注目の施設に訪問。ボランティアも体験する。
一方で、全学部の学生が対象の「海外短期派遣プログラム」も2019年からスタートしている。派遣先は、台湾の弘光科技大学。高齢者福祉学科や幼児保育学科を持つ大学であり、主催されるサマープログラム(15日間/8月)に参加できる。
ちなみに、こうした海外研修に「参加できなかった学生」への配慮も行き届いている。参加した学生が、その成果や体験談を発表する機会を普段の授業の中に設け、海外と日本の制度や考え方の違いなどをシェアしていく。
どの海外研修も、学生にとっては世界基準の専門性や国際的な視野を養う貴重な機会になる。そして、日本にいては気づかない自分と出会い、誰かの幸せのためにできることの多様さにも気づくはずだ。

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02

生活
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生活
01

気ぶんを上げて思いきり学べる
キレイで明るい校舎。

-開放的で特長的な「施設・設備」-

キャンパスを訪れて受けた第一印象は、とにかく校舎が内外観ともにキレイで明るいということ。シンプルで現代的なデザインや、多くの光が差し込む開放的な空間は、どの施設にも共通する美点といえる。
福祉・保育・心理の専門職を目指す大学だけに、技能の習得に取り組む実習室やスタジオなど、学習で日常的に使用される施設・設備の充実ぶりは言うまでもない。加えて、学生が授業のないオフタイムを過ごす空間にも目を見張るものがある。その一つが、図書館内に設けられたアクティブ・ラーニングスペース。靴を脱ぎ、リラックスした姿勢で思考を巡らすことができる。地域住民にも開放されているため、幅広い世代の利用者との交流を盛り上げる絵本やボードゲームなども置かれている。
仲間と過ごす憩いの場といえば、カフェテリアや学生食堂を浮かべるが、田園調布学園大学には青空の下でリフレッシュできる屋上庭園もある。一方で、ひとり静かに休息をとりたい時などに便利な箱型のパーティションスペースも。このような異彩を放つ施設・設備が多いのは何故なのか。学生にキャンパスライフの感想を聞いて納得した。
「授業によっては命や心に関わる少し重いテーマと向き合う時もあるので、次の授業では気ぶんを上げて臨みたいという気持ちが強いです。そんな想いに応えてくれる環境が整っているので、大学に行くことが楽しくなります」
入学の決め手として、キャンパスの魅力を挙げる学生も少なくないという田園調布学園大学。それは、施設・設備が単にキレイで明るいからではなく、無意識のうちに高まる学習意欲や安心感が支持された結果といえるだろう。

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生活
02

ワンキャンパスで過ごすから、
ワンチームになりやすい。

-全学生・教職員をつなげる
「交流プログラム」-

せっかくの大学生活。充実させるためにも、知り合いが授業やクラブ・サークルの友だちに限られてしまってはもったいない。
その点、田園調布学園大学は交友関係が広がりやすく、思い出も増やしやすい。3学部4学科の学生や教職員がワンキャンパスで過ごす、比較的小規模な大学だからだ。そのメリットを活かそうとスタートしたのが、学生委員会が主催する「交流プログラム」。学部学科、学年の違う学生たちをつなげる機会として、年間を通してさまざまな企画を用意している。実施されたイベントをいくつか紹介しよう。
キャンパス敷地内にある竹やぶで採れた大量のたけのこを、2日間かけて調理してふるまう春の恒例行事「たけのこ掘り&たけのこご飯づくり」。ラフティング・BBQ・ランチ・温泉入浴がセットになったバスツアー「爽快ラフティングin水上町」。その他、スキー・スノーボードを満喫するツアーや、プロバスケットボ-ルBリーグの試合観戦なども実施されている。イベントに限らず、キャンパス内でのサービス提供にも積極的だ。学生食堂での「100円朝食サービス」は、学年末の試験シーズン恒例となっている。
想像するだけでも楽しくなるプログラムばかりだが、参加者が学生に限られないことを付け加えておく。教職員もメンバーであり、参加率は非常に高いと聞いている。日頃からコミュニケーションが絶えず、フレンドリーな関係だからこそ学生もウェルカムなのだろう。

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生活
03

世間話から就職相談まで
何でも話せる良き理解者。

-二人三脚で歩む「アドバイザー制度」-

高校時代までは、いつもクラスの生徒を見守る「担任」の先生がいる。学業や生活全般において頼れる存在であり、自分のことをよく知る理解者といえるだろう。「生徒と先生」のような濃密な関係性を築くことは、大規模な大学では難しいが、田園調布学園大学には期待できる。「アドバイザー教員」が学生の相談にのり、一人ひとりの成長を支えてくれるからだ。
この制度は、入学した時から卒業するまで続く。原則として1・2年次は6人前後の学生に対して一人のアドバイザー教員が付き、3・4年次は専門演習やゼミナールの担当教員が同じ役割を務める。ちなみに、田園調布学園大学の学生数と教員数(専任)の比率は20:1とのこと。大学生活が始まれば、高校時代までよりも先生が多いと実感する人が多いのではないだろうか。
両者の間でどのようなコミュニケーションがとられているのか、キャンパスで拾った学生の声の一部を紹介する。「どの授業科目を履修するか迷った時や問題集などを購入する時は、必ず先生の意見を参考にしています」。「入学直後はコロナ禍で人とのつながりが少なく、不安を感じて先生に相談すると、すぐに交流の機会をつくってくださいました」。「就職先を決め切れずにいた時、相手の考えを“聞く力”が活かせる仕事も考えてみては?と助言をいただき、自分の強みが明確になりました」。
これらのコメントからわかるのは、本人の志向や成長過程、性格や心理状態などをアドバイザー教員が把握しているということである。そうでなければ、どのようなアドバイスをしても学生には響かないはずだ。一方でアドバイザー教員の声を拾ってみると、オープンキャンパスや入試での面接が、担当する学生との最初の出会いというケースも少なくない。入学理由に、教員との距離の近さを挙げる学生が多いこともうなずける。

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03

将来
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将来
01

心理まで思いやる対策が、
学生を合格へと導く。

-トップクラスの「国家資格取得実績」-

まずは田園調布学園大学の国家資格取得実績を見てみよう。難関といわれている社会福祉士を例に挙げると、2022年度は108人が受験、44人の合格者を輩出し、神奈川県内大学 新卒合格者数No.1となった。
他の国家資格合格者数・国家資格取得者数も、介護福祉士は35人(全国大学新卒合格者数No.1)、精神保健福祉士8人、保育士96人(2023年3月卒業生実績)と注目に値する。高い実績を生み出す背景には、田園調布学園大学が福祉・保育・心理分野を専門とする大学であり、「どうすれば難関試験に合格できるか」を長年研究してきた成果がある。
まず国家試験を受験する資格を取得するために不可欠な実習教育に力を入れており、希望者全員が実習に参加できるよう実習先を豊富に用意し、丁寧に実習をサポートする。学内では、受験ガイダンスや対策講座の開講はもちろん、国家試験対策のエキスパートとして経験豊富な教員が徹底指導を行う。学生たちの満足度も、「先生が自作の問題まで用意してくださるので心強い」「社会福祉士と介護福祉士のダブル合格ができた」と非常に高い。
大学側が創意工夫に努める範囲は広い。比較的難易度の低い資格試験で合格を目指す講座を1年次から受講可能とし、受験勉強の方法論を学び合格を勝ち取るという成功体験を積ませている。また、同じ目標を持つ学生同士で学び合い、モチベーションを高め合える「国家試験受験自習室」まで設置する力の入れようだ。国家試験を志す学生の心理まで思いやる対策も、田園調布学園大学らしい一面といえる。

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将来
02

一人ひとりの想いをくみ取り、
リクエストに応える。

-学生のニーズに応える柔軟な「就職支援」-

国家資格試験に合格できても、必ず就職できるとは限らない。そこで気になるのが、就職活動に取り組む学生の支援である。どの大学も支援の充実ぶりをアピールするが、内容は千差万別だ。
そこで、田園調布学園大学の支援内容をチェックしてみた。業界・仕事研究の機会となるキャリア関連講座のほか、自己分析や模擬面接をはじめとした多彩なプログラムが用意されているが、大きな特色を見つけた。学生のニーズに応える柔軟な支援である。
専門分野への就職を希望する学生には、福祉施設や保育園、幼稚園との関係が密な実習担当の職員も支援に加わり、親身なアドバイスやサポートを行っている。一方で、一般企業への就職を希望する学生も例年1割程度いるという。自分の適性に合う業界や就職活動の進め方が分からず、周囲に相談し合える仲間も少ない学生の声にも教職員は敏感だ。例えば全力で支援したいという想いから、進路支援課が中心となって今年度スタートした取り組みが「未来ゼミ」である。子ども未来学科の学生がキャリアデザインのヒントを得られる場として企画され、昼休みや放課後などを利用してサークル活動のように参加できる。また、参加者のリクエストに応える形で毎回ゼミの内容を決めるという運営方法も画期的といえるだろう。
このような取り組みは、田園調布学園大学が小規模な大学であることに加え、教職員の学生を思いやる気持ちが強いからこそ実現できる。就職を取り巻く環境が変化し、多様な選択肢がある中で、一人ひとりのニーズを尊重し柔軟に対応してくれるという安心感は絶大だ。キャリアアドバイザーとして常駐する職員のサポートを受けられることも心強い。就職情報も豊富に揃い、14,151件の求人(2023年3月卒業生実績)が寄せられている。多くの施設や企業から集まる期待は、就職活動の原動力になるはずだ。

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将来
03

就職率91.7%に秘められた、
地域参加型の人材育成。

-信頼関係が強さを生み出す「地元就職」-

91.7%という就職率(2022年3月卒業生実績)や、約4,200人の卒業生が福祉・保育業界で活躍しているという事実から、田園調布学園大学の人材教育が社会から評価されていることは確かである。
就職実績をさらに詳しく見ていくと、ある傾向に気づいた。「地元就職に強い大学」という点である。キャンパスのある神奈川・東京を中心に活躍している卒業生は多く、地域に根差した福祉・保育の現場から高い評価を得ている。「地元に恩返しがしたい」「慣れ親しんだ場所で長く働き続けたい」と考えている人にとっても朗報だろう。
地元就職の強さの背景には、「実践教育」「実習」「ボランティア活動」などを通して築かれた各地域とのネットワークがある。ただ、単に学生を現場に送り出すだけで築けるものではない。聞けば、実習ごとに報告会があり、実習の指導方法についても関係施設と大学の教職員で意見交換や研究を常に行っているという。つまり、地域も学生の育成に参加しながら確実に成長させていくのである。
本人の成長過程をよく知るからこそ、施設や企業側も積極的に採用できるのだろう。実習を受けるのは、就職が差し迫った4年生に限らず、むしろ3年生以下であることが多い。実習先が、そのまま就職先となる学生も少なくないと聞いた。本人の力量もさることながら、田園調布学園大学の育成方針や教育体制に対する揺るぎない信頼が、高い就職率を生み出す一因になっていることは確かだ。

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